家を建てるのは大変なことですが、壊すのはあれよ あれよという感じでした。
何も無くなった敷地に立ち、周りを見まわすと感慨深いものがあります。
 
さ~あ 次はどんなことがはじまっているのかしらん、と思い
数日後に行ってみたら おおきーな穴があいていました。
地盤を改良する工事をやっているとのことでした。
 
土を入れ替え、改良材を入れ混ぜ、ふみかためる。 
改良材というのは、セメント系の粉で、土に入れては混ぜ
混ぜては入れる。そんな感じでした。
 
これは、建物を建てる部分の土地を固め、強くするために
とても大切なことのようです。
まさに あしもとを固めるって感じですね。
 
今まで住んでいた家は、地盤が悪いために家が少し傾いていたのです。
建替えを決意したのは、そのためでもありました。
 
そんなワケですから  地盤を固く! 強く! する工事に
とても力を注ぎ、これでもかというほど念入りにしたようです。
 
考えてみても、家の建設が始まったら もう一切手をつけることができません。
建物は、直したり、替えたりできても
その下の地面はどうすることもできないのです。
 
ほんとうは、建物より 見えないその基になる部分のほうが
大切なのかもしれませんね。
それは、家ばかりでなく、人でも なんでも、見えていないところの
ほうが、大切だったりしますよね。
ふ~む なかなか奥がふかいぞ。 
 
というわけで、執念の地盤改良もおわり、あとは時間をかけて
乾燥するのを待つばかりとなりました。
つぎは いよいよ基礎の工事になります。